東洋医学

当院で大切にしている考え方

「気」の流れに注目!

東洋医学では身体の中(五臓六腑)に「気」が流れていると考えています、何かのきっかけで「気」が同じ場所にとどまり続けると様々な症状や病へとつながります。それらの「気」の停滞や歪みを東洋医学の診察法で分析し、鍼と灸のみで治療します。

心と身体はひとつ!

東洋医学では身体の器官を分けて別々に診るのではなく、身体はひとつのものとしてとらえます。また、身体も心も一体と考えて、不調となっている原因を東洋医学の診察法を使って、様々な角度から分析して、根本原因に対して治療をします。

未病治!

「なんとなく不調」「やる気がおこらない」など、病名がついていない段階でも、東洋医学的な診たてで、気の停滞や歪みを整えていくことで、未病の段階から改善していくことができます。これを「未病治」(未(いま)だ病(や)まざるを治(ち)す)といいます。

東洋医学的な診かたで心身の状態を分析することで、肩や腰、膝などの不調だけではなく、内科、皮膚科、婦人科などあらゆる分野において、急性的なものから慢性的な疾患、難病とされる疾患まで対応可能です。

鍼と灸の種類

毫鍼(ごうしん)

いわゆる、一般的な刺す鍼です。
“刺す”というよりも“合わせる”といった方が正しいでしょう。
静かに気をうかがいながら、響かせることもなく、
一定時間その場に置くことで、ツボの動きをゆっくりと待ちます。

古代鍼(こだいしん)

鍉鍼のひとつ。刺さない鍼です。
皮膚にそっとあてたり、かざしたりして、気を動かします。
小さな子ども、敏感な方に使うことが多いです。

打鍼(だしん・うちばり)

これも刺さない鍼です。
安土桃山時代の鍼術家、夢分斎によって発案された日本独自の腹部打鍼術。
小さな木槌を使って、太く先の丸い鍼を叩き、お腹を響かせることで気の停滞を昇華させます。
小さな子どもや妊婦さんの他、重篤な状態の方に対して使うことが多いです。

お灸(おきゅう)

米粒の半分ほどの大きさに、もぐさをひとつひとつ指でひねり出します。
8割ほど燃えたところで火を消す知熱灸、最後まで焼ききる透熱灸など、
その人、そのツボの状態に合わせて使い分けます。