立冬に入って、食養生

11月7日から二十四節気の「立冬」に入り、ぐんと冷えこむ日が続きましたね。

今週(11月11日~)は天気予報通り、日中は20度超えと過ごしやすくなっていますが、戸外では風に当たると冷たく感じます。

そんな時に。。。口に入れるものは温かいものがいいですね。

先日、作った「レタス・豆腐・豚肉のエスニック煮」をご紹介します。レタスの分量が足りなかったので、今回は白菜もたっぷり入れています。

 

オリーブオイルとニンニク、鷹の爪を香りがでるまで加熱し、豚ミンチを炒めます。

さらに白菜も炒め、蓋をして蒸し煮にします。

白菜がくったりして火が通ったら、水、酒、ナンプラー、レモン汁、片栗粉を混ぜたスープを加え、豆腐もスプーンなどですくって加えます。とろみが出てきたら、レタスを加えて出来上がり!

堤人美さんのレシピ本を参考にちょっとだけアレンジして作りました。

さっぱりして、ちょっとピリ辛で、エスニック風味で美味しかったですよ。からだも温まりました。

 

使った食材を『東方栄養新書』で調べてみました。

【レタス】ビタミンC、E、リンゴ酸、クエン酸を含み、抗酸化作用やストレス解消、疲労回復によいとされています。しかし、熱をさます涼性の性質でもあるので、これからの時期は生食よりも加熱した方がいいですね。その場合、ビタミンが失われないよう短めの時間で。

【白菜】東洋医学的には、消化促進と浄血作用があり、ストレスをおさえます。また、便秘解消やお酒の毒を解消するともされています。

【豆腐】東洋医学的には清熱潤燥(体内にこもった熱を収め、臓腑を潤す)、生津(口の乾きを解消)、解毒、胃腸を保養して、気の巡りを良くし、老廃物を排泄するとされています。

【豚肉】東洋医学的には、滋陰潤燥(体を潤し回復する)、止消渇(糖尿病を解消する)、便通をよくする、肌を潤すとされています。栄養学的にはビタミンB1が豊富で牛肉の10倍も多く含まれています。ビタミンB1は砂糖などの炭水化物をエネルギーに変えるために欠かせない存在です。ビタミンB1が不足すると疲労しやすくなります。

 

〇〇に良いからと、その食材ばかりとるのはNGです。なんでもバランスが大切ですよ。

朝晩は冷えるので、一日の寒暖差に気をつけてお元気でお過ごしくださいね。

和花鍼灸院

熊本 和

 

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